八戸中心商店街は、飲食店が多く立ち並んでいるイメージがありますが、飲食店以外にも酒屋さん、呉服さん、ジュエリーショップなど、さまざまなお店が立ち並んでいます。
なかでも、古くから商売を続け、八戸を支えてきた老舗商店は、まちの頼れるリーダーです。

創業100年を超える魚屋さん？　国際的な偉人が興した時計屋さん？　知れば知るほど奥が深い、老舗事情。八戸中心商店街の歴史も垣間見えるかもしれません。

今回は、八戸中心商店街の頼れる老舗をピックアップしていきます。

魚屋にシフォンケーキ！？　創業100余年の老舗〈福真〉の謎に迫る。

“肴町（さかなまち）”と呼ばれたのも今は昔。かつては多くの鮮魚店が軒を連ねた六日町に唯一現存しているのが、創業100余年の老舗〈福真（ふくしん）〉です。

宝石のように輝く魚や貝類たちが並ぶ商品列のなかに、突如出現する「シフォンケーキ」……、えっ、シフォンケーキ！？　

魚屋でシフォンケーキを売っているのはなぜなのか？　お店の方に聞いてきました。

まちなか唯一の酒蔵！　〈八戸酒類 八鶴工場〉を見学してきた。

昨年、八日町に蔵元直売所がオープンした〈八戸酒類〉。蔵元直売所の裏には、〈八戸酒類 八鶴工場〉があり、まちなか唯一の酒蔵です。

江戸時代後期からこの地で酒造りを続けているという〈八戸酒類〉の工場は、なんともレトロかわいい雰囲気でいっぱい。お酒好きの方も、そうでない方も楽しめる、雰囲気のある工場です。

工場見学を検討している方は、こちらの記事で予習してみては？

“野の天文学者”が興した〈マエバラ本店〉。

番町に店をかまえる〈マエバラ〉。三世代に渡って地元人に愛される老舗宝飾店であり、八戸地域はもちろん、県内外から婚約・結婚指輪を求めてカップルが訪れます。

これまで数々のドラマを見守ってきた〈マエバラ〉ですが、その創業者が、実は国際的な偉人だということを、みなさんはご存じでしょうか？

創業者の名前は前原寅吉。“野の天文学者”と呼ばれ、明治43（1910）年に世界で唯一、ハレー彗星の太陽面通過を観測した人物です。彼もまた、ドラマチックな人生を歩んできました。

まちの呉服店〈むらかね〉。

大正5年創業の呉服店〈むらかね〉。創業当初から、ほとんど場所を変えることなく、同じ場所で商売を続けてきたのだそう。時代の変化とともに中心街を見守り続けてきた老舗です。

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創業112年のお茶・茶道具のお店〈山口源兵衛商店〉。

創業112年を誇る老舗〈山口源兵衛商店〉。

創業当初はお茶屋さんではなく、時代に合わせた商品を販売していました。現在はお茶・茶道具の店として市民から愛されています。四代目である義三さんに、茶道の魅力について聞いてみました。