100年以上続いた『新丁夜店』を“おやじ”たちが未来へつなぐ『第2回小中野祭り』へ行こう!
2026年7月24日(金)・25日(土)に開催される『第2回小中野祭り』。大正時代から100年続いた『新丁夜店』の歴史をつなぐため、地域の子どもたちの笑顔と帰る場所を守るために立ち上がった〈小中野おやじの会〉が手づくりで復活させた熱い夏祭りです。見どころ満載なイベントの魅力と舞台裏に迫ります。
2026年7月24日(金)・25日(土)に、八戸市小中野地区で『第2回小中野祭り』が開催されます。

場所は〈ファミリーマート八戸湊橋店〉のあたりから〈北日本銀行八戸支店湊出張所〉のあたりまで。18時〜21時まで、このエリアの県道1号が歩行者天国となり、多くの出店やステージイベントの開催が予定されています。会場は約300mほどの短い区間ですが、前回は約1万人もの来場者があったという活気あふれるお祭りです。

出店は、露店とキッチンカーを合わせ約40店舗! 大人気〈わかの巣〉の唐揚げや〈たこ焼やきやき 裕次郎〉、原木切り立ての生ハムを提供する〈méli-mélo メリメロ〉などが出店します。また、飲食店だけでなく小中野エリアに店をかまえるスポーツジム〈BOM SPORTS GYM HACHINOHE〉が、ボクシングのミットうち体験をすることもできるのだそう。

『小中野祭り』の立ち上げ団体である〈小中野おやじの会〉のブースでは、輪投げ、射的、かき氷を販売。主催団体の〈小中野祭り実行委員会〉本部テントでは焼き鳥、焼きそばなどを、手頃な価格で提供します。昨年はビールが途中で売り切れてしまいましたが、今年はビールサーバーを増設し、気合いを入れて準備しています!

25日(土)は湊橋を渡った先にある〈八戸酒造駐車場〉にて『第14回湊橋八戸小唄まつり』も開催されています。例年同日に開催される『湊橋八戸小唄まつり』ですが、昨年は知らぬ間にお神輿が『小中野祭り』にやってきて大盛り上がりだったのだとか(笑)。

さらに『八戸三社大祭』の1週間前ということもあり、下組町の山車組の公開お囃子練習もおこなわれます。掲げられた提灯と、昭和レトロな小中野のまち並み。そして響き渡るお囃子の声……。想像するだけで祭りの熱気が心に響きます。

なんと左比代虎舞組の演舞もあり、時間や場所の指定なく唐突に始まるそうなので、どこにいても何をしていても楽しめること間違いなし!

昨年はよさこいや子ども神輿で盛り上がったストリートイベントですが、今年はステージイベントも盛りだくさんです! 以下のタイムスケジュールでイベントが開催されます。
| 【7/24(金)】 ・ヴァン太くんと記念撮影会 18:30~ ・日本一朝早く会えるアイドル pacchi ライブ 19:00~ |
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【7/25(土)】 ・館鼻岸壁朝市公認アイドル はっちゃん ・アイドルユニット もあふり ライブ 19:00頃~ |
いつも八戸に元気を与えてくれる人たちが、『小中野祭り』も盛り上げてくれます! また、両日ともにカラオケ大会も開催されます。自らが参加することで、よりお祭りを楽しむこともできそうですね!
自主防災カーのトイレカーも来るので、お手洗いの心配もありません。車で行く場合は、〈御崎神社〉または〈常現寺〉の駐車場をご利用ください。
お祭りの前後には、ぜひ小中野のお店にも足を運んでみてくださいね!
【過去のはちまち記事@小中野】
・ネット検索では出てこないお店も! 小中野エリアの飲み歩きレポート!【小中野】
・1.5km圏内に3軒も? かつての八戸中心地「小中野」リノベーションカフェ特集【小中野】
100年の歴史に終止符……、なんて打たせない! “おやじ”の力で祭りを未来へ。
『小中野祭り』の前身は『新丁夜店』。大正時代に始まり、100年以上にわたり、小中野の夏の風物詩として地域に愛された歴史あるお祭りです。ですが、商店街や町内会の高齢化に伴い、2024年に休止、2025年には開催を断念せざるをえませんでした。
このままでは、子どもたちの帰ってくる場所がひとつ失われてしまうと危機感を抱き、立ち上がったのが〈小中野おやじの会〉です。

〈小中野おやじの会〉は、小中野地域に住む子どもたちの笑顔を守ることを目的とした“おやじ”たちのグループです。“おやじ”といいますが、会員は父親に限らず母親も在籍しています。
実はこの『小中野祭り』、この“おやじ”たちによる手づくりのお祭りなのです。
例えば、お祭り期間に吊るされる提灯。区間内に吊るされる提灯は合計300個! そのすべてをおやじたちが自分たちで設置しています。

今年の5月にクラウドファンディングをおこなった成果もあり、LEDの提灯の導入に成功! 昨年まではクレーンを使って大型発電機を運んでいたそうですが、今年は電子レンジ程度の大きさの発電機で済んだのだそう。また、開催エリアは県道でバス通りでもあるため、歩行者天国にするための関係各所への連絡、出店者への依頼、祭りのPRなど、数え出したらキリがない業務を、“おやじ”たちの熱い思いと行動力のもと、『小中野祭り』を成り立たせています。
「去年実際にやってみて、めちゃくちゃ大変でした。でも、子どもたちの笑顔が見れて嬉しかったんです。高校や大学で離れた同級生たちと再会して、同窓会みたいになっているのも感慨深くて。絶対になくしたくないお祭りだなと感じました」
そう語るのは、〈おやじの会〉の“おやじ”の1人であり、小中野祭り副実行委員長の藤田康博さん。
「子どもたちが帰ってくる場所として『小中野祭り』を守っていきたい。今は大変ですが、年を重ねるごとにマニュアルをアップデートしていって、次の世代がもっと楽にお祭りを開催できるようにしたいと思っています」
藤田さんが見つめるのは、地域の、子どもたちの未来です。

小中野、それはかつて“花街”として栄えたまち。
小中野、それはかつて“小中野銀座”と言われるほど賑わったまち。
小中野、それはかつて商店が立ち並び活気溢れたまち。
——『まちを歩けば見えてくる、地元の魅力を再発見!【小中野】』より
かつて、かつてと言われていますが、令和の時代だって小中野は元気です! Google検索にも載らない昔ながらのお店があれば、SNSで話題のリノベーションカフェもできています。そして、小中野の歴史と未来の子どもたちの笑顔を守るために働く“おやじ”たちもいます。
昔ながらのお祭り風景や小中野の夏の熱気を感じたい方は、ぜひ『小中野祭り』へ!
今回は小中野エリアを紹介しましたが、八戸市内の他エリアでも同じように地域を盛り上げようとする動きは盛んにおこなわれています。先人が今まで紡いできたものを未来へ繋げようとするみなさんの姿勢を、私は大変誇らしく思います。
今後は他のエリアのイベントなども紹介していけたら嬉しいので、耳寄りな情報はぜひ編集部まで! お待ちしています。
