種差エリアの複合施設〈ミチル種差〉で、“満ちる”体験。【種差海岸】

八戸を代表する観光名所である種差天然芝生地のそばに、2025年5月27日、新たな複合施設〈ミチル種差〉がオープンしました。ホテル、レストラン、セレクトショップからなる〈ミチル種差〉にはどんな魅力が満ちているのでしょうか? 今回はテイクアウトコーナーとセレクトショップをご紹介!

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koyuki-ライター養成講座修了者

2025年開催【ライター養成講座】受講修了者

青森県八戸市出身
・20代
・学生
・趣味は3D制作、音楽を聴くこと

未知のわくわく! ミチル種差。

〈ミチル種差〉は、〈デーリー東北新聞社〉の創刊80周年記念事業の一環として2025年5月27日に種差海岸芝生地エリアにオープンした複合施設。最近オープンしたということもあり、存在は知っていましたが、宿泊施設にレストラン、テイクアウトコーナー、セレクトショップと4つの顔を併せ持つ、種差海岸付近でこれまでになかった施設なので、いったいどうなっているんだろう? と、興味がそそられます。

種差海岸にあるパーキングエリアから視線を少し上に向けると〈ミチル種差〉の看板が。
階段を登ると……

モダンな雰囲気が漂う、ミチル種差の外観!

写真手前がテイクアウトコーナー、奥側にレストランやセレクトショップが隣接しています。

まず、セレクトショップを見にいきたいと思います! どんな内装になっているんだろう?

店内はシックな色合い。大きな窓から入る光で暖かく柔らかい雰囲気。

ここは、セレクトショップ〈1to9〉。青森県南から岩手県北にかけての“いいもの”が置いてあります。

〈1to9〉の由来は、青森県南から岩手県北部にかけて、北奥羽の一戸から九戸までの地域で“いいもの”を集めるというコンセプトから名付けられたそうです。

北奥羽は、デーリー東北新聞社のビジネスの領域。そのため地域が一緒になって新しい時代へと歩んでいってほしいという想いから、シンボルとして〈1to9〉を立ち上げたそうです。

工芸品や、装飾品、食べ物など幅広く、北奥羽地域の魅力ある名品が詰まっています。
観光客が足を踏み入れたとき、地元にはない“いいもの”が迎えてくれるはずです!

その中で私が手に取ったのは、「八戸いちご煮の炊き込みご飯」です。私は八戸工業大学の学生なのですが、この可愛らしいパッケージのデザインを、デーリー東北のデザイナーさんと感性デザイン学科の学生が組んで考えたというので、とても親近感があります。

その他にも、さまざまな魅力的な商品があるので“イチオシの一品”を探してみるのも面白いんじゃないかなと思います!

続いては、テイクアウトの商品を見に行きました!

ショップ前にあるメニュー看板を見ているだけでお腹がすいちゃいそう!
ヘルシーで彩りがいいサンドウィッチや、ジェラート、スムージなどがあるそうです! わくわく。

ショーケースには、サンドウィッチやサラダの他にも紫色が涼しげなゼリーや、フルーツの断面が見えるケーキが。

私がチョイスしたのは、「海辺のパンナ」(550円)。ゼリーの色が涼しげで美しいという理由で選びました!

続いてはジェラートです。コーンか、カップは任意で選べます!

お店の人におすすめされた、種差の塩を使った爽やかな「塩ミルク」(シングル550円)を選びました。どんな味なんだろう?

……まだ食べたいものがたくさんある!!!

メニュー表を見てみると、デザートやドリンクやサラダにはいろんな味があって、豊富なメニューに何度でも来たくなりました。家族や友人と来てシェアするのもいいかも!

帰りには、店員さんは笑顔が素敵で、明るく「ありがとうございました!」と言って見送ってくださいました!

心がほっこりしてきたところで、塩ミルクのジェラートを種差海岸で食べてきます!!

暑かったので少し溶けちゃっていますが、柔らかい口当たりのジェラートは、ミルクの甘さとほんのりした塩味がちょうど良くて、小さいお子さんでも食べられそうです!

そして、なんとスプーンはコーンになっていて食べられます。アイスクリームをコーンで注文すると、食べている途中でふにゃふにゃになってしまうこともありますが、このスプーン型のコーンはしっかりとした硬さがあり、最後までサックサクでした!
海辺のパンナは、下層にあるミルクプリンがほんっっっっとうにとろっとろで甘くて、いくらでも食べれちゃいそうでした! 個人的にもおすすめです。

種差海岸を背景に食べるスイーツは格別! 天気も良く、とってもおいしくて嬉しい思い出になりました。

写っているのは私なのですが、おいしくてにっこりしてしまうほど、〈ミチル種差〉と種差海岸で過ごした日は温かく、私の心の中で満ちた1日でした。

ミチル種差への想い。

そして、取材に応じてくれた、デーリー東北新聞社の代表取締役、荒瀬潔会長。〈ミチル種差〉についての想いを話してくれました。

「こちらはなぜ〈ミチル種差〉というのですか?」と聞くと、「ミチルという言葉には、満ちる、未知のエリア、元気が満ち溢れる...…といった意味があります。ひとりひとり、それぞれの想いがある。だから、あなたが〈ミチル種差〉についてどう考えるかはあなた次第ですよ」と話してくださいました。

私はてっきり「満ちる」を意味していると思っていたのですが、それぞれのミチルに対しての想いがあったということに驚きました!

私が荒瀬会長のお話を聞いて感じた「ミチル」は、「道を創る」です。自分だけではない誰かと、互いに道を創っていくようなコンセプトは、種差海岸を基点に幅広く観光客に伝わり、人々が人々が笑顔になって、道を広げていくのかなと温かい気持ちになりました。

人の温かさや海の広さ、自然の心地よさを感じられる種差海岸。

そんな種差海岸を背景に、人々と共に道を創り上げていく〈ミチル種差〉は、地元も人も笑顔にさせる、パワースポットのような場所でした!

ぜひ、この〈ミチル種差〉であなたの「ミチル」を体感してみてはいかかでしょうか?

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