
ワイン醸造所を併設したハンバーガー専門店〈ブロンズグリル〉で本場アメリカンスタイルを楽しもう。【柏崎】
ハンバーガー大国アメリカでは、まち中に多く存在するというワイン×ハンバーガーのお店。そんな本場の食文化を八戸でも体感できるのが、国道45号線沿いに位置する〈ブロンズグリル〉です。今回はオーナーでシェフ、さらにソムリエでもある澤内昭宏さんにインタビュー。“本格派”の所以に迫ります。
ハンバーガー大国アメリカでは、まち中に多く存在するというワイン×ハンバーガーのお店。そんな本場の食文化を八戸でも体感できるのが、国道45号線沿いに位置する〈ブロンズグリル〉です。今回はオーナーでシェフ、さらにソムリエでもある澤内昭宏さんにインタビュー。“本格派”の所以に迫ります。
青森県八戸市在住。2024年1月より他県から移住し、すでに八戸の魅力の虜に。
ナチュラルな食、そしてスポーツ観戦への関心が高く、八戸の食やスポーツと出合う場に積極的に赴く日々。
国道45号線沿い、類家一丁目の交差点のすぐ近くに、かわいらしい丸い看板が目をひく白い建物があります。赤い看板にはワイン醸造所の〈澤内醸造〉、そして青い看板にはハンバーガー専門店の〈ブロンズグリル〉のロゴマークが。
一見、「アパレルショップかな?」と思わせるような看板が目を引く。ポップなフォントとイラストが印象的。
ロゴは、ハンバーガーに見立てたデザイン。アメリカではバンズの上のことを「クラウン」、下のことを「ヒール」と呼ぶことから、この2つのイラストで店名の〈ブロンズグリル〉を挟んでハンバーガーを表現しています。オープン当時はアパレルのお店ができたと勘違いされることもあったとか。
ハンバーガーを表現した〈ブロンズグリル〉のロゴ。
ここを訪れたらハンバーガーは絶対に食べてほしい! バーガーメニューはバンズからパティ、具材までの全てのレシピをオーナーシェフの澤内昭宏さん自ら考案されています。
バーガーは全て店内で手作り。こだわりは南郷地区のカボチャを使ったバンズ。ほんのり黄色くて甘みがあるのが特徴です。オープン当初からお客さんの評判や声を聞きながら、少しずつメニュー数が増えているのだそう。
ハンバーガーのメニュー表(2025年3月時点)。オープン当時は5種類ほどだったメニューも、現在は常時15種類ほどに。※期間限定メニューはお店の黒板をチェック!
「オリジナルバーガー(パティ・ベーコン・ケチャップ・玉ねぎ)」850円。※画像はRサイズ。別に「Sサイズ」650円もあります。※フライドポテトのセットは別途420円。
「フィッシュバーガー(タラフライ・特製タルタルソース・葉っぱ・焼きトマト)」1,280円。※画像はRサイズ。別に「Sサイズ」1,080円もあります。※フライドポテトのセットは別途420円。
海外からのお客さんも多い同店。
お客さんのリクエストに答えて、ベジタリアンにも対応したメニューも展開しています。
「ベジタリアン ソイバーガー(豆腐&野菜パティ・アボカド・玉ねぎ・葉っぱ・焼きトマト)」1,320円。※Rサイズのみの提供です。※フライドポテトのセットは別途420円。
店内のガラス越しに見えるのは、ワインの醸造所。そう、〈ブロンズグリル〉は市内でも珍しいワイン醸造所を併設したハンバーガー専門店なんです。
左側の大きな窓に注目。併設する澤内醸造を店内から見ることができます。
なぜ、八戸市にワイン×ハンバーガーのお店をオープンしたのでしょうか。20年ほど前からワインについて勉強してきたという澤内さんならではの視点が、そこにはありました。
「今ではだいぶメジャーになってきましたが、当時は国内でつくられるワインの数は少なかった印象です。市民の方にもカジュアルにこの文化を楽しんでほしいという想いから、ワインとバーガーを一緒に楽しめる、このお店をオープンしました」
年間20種類ほどのワインを、ソムリエの資格をもつ澤内さん自身がここで醸造しています。
「イカントアランチャ(オレンジワイン)」グラス760円、ボトル2,600円。
「このオレンジワインはデラウェアというブドウを100%使っています。白ワインの一種ですが、ブドウの果実味がしっかりしたワインで、魚介との相性が抜群です。ハンバーガーのペアリングでもやっぱり魚介系のバーガーがおすすめ。生モノにもすごい合うので、八戸であればイカサシだったり、ちょっと癖のあるホヤやウニにも合います。
「マスカルゾーネ(赤ワイン)」グラス900円、ボトル3,300円。
「南郷地区のメルローをメインに使った赤ワインです。ヨーロッパのメルローはアルコール度数が高くてパンチが強い。タンニンが濃いんですね。でもこれは日本ワインらしく、優しいメルローで仕上げているので、 和食と一緒に楽しむのがおすすめです」
“ソムリエ”とひと口に言っても各国の基準は異なります。日本で料理人をしながらソムリエ資格を取得したあと、ワインの本場でも資格を取得するためにイタリアへ渡ったという澤内さん。
「イタリアではワインに使われるブドウの品種の勉強はもちろん、『どうやってワインをつくっているのか』を学ぶことにも注力しています。国をまたいでソムリエの資格を取得することで、ワインについて立体的な知識を得ることできました。それらが現在の澤内醸造のワインづくりに活きています」
さらに、アメリカに3年間ほど住んでいたこともあるといい、そこで見たアメリカ文化がワイン×ハンバーガーの原点だと話します。
「アメリカではワイナリーの近くにハンバーガー店があり、店内でワインを飲むというシーンを多く目にするんです。現地の人はワインとハンバーガーを気軽に楽しんでいるんですよね。実際にこのお店でも米軍基地からのお客さんが多く来店されます。店内のほぼ全席が海外のお客さまという時間も多くありますよ」
本場の空気感を知っている澤内さんだからこそ、つくり出せるこの店内の雰囲気もこのお店の魅力のひとつです。
店内の黒板にはオーナーやスタッフが描いたかわいらしいチョークアートも。
醸造所を眺めながらバーガーを食べられるカウンター席。
窓際には大人4名ほど座れるテーブル席も。
澤内さんが八戸に帰ってきたタイミングから、ワインを広める活動をスタート。
まず立ち上げた事業が『八戸ワインフェスティバル』というワインのイベント。八戸市の協力もあり、世界中のワインを市民に楽しんでもらう活動を10年間続けることができたといいます。そのなかで農家さんにブドウの木を配る活動を実施。実際に3年ほど経過してから実を収穫できるまでに成長しました。そのブドウを使ってつくり始めたのが、澤内醸造のワインなのです。
「今は、国外ワインに限らず、八戸ワインの認知向上のためにもここを拠点に県外でも活動を広げています。うちでつくっているワインだけでも20種類ほど。多くの方にこの存在を知ってほしいですね」
澤内さんの多くの経験と世界基準の知識が、〈ブロンズグリル〉らしさの原点だと知ることができました。今後は、ワイン事業に注力しながらも、ハンバーガーにももっと力を入れていきたいと話します。
「ハンバーガーの大会があるんです。今後はそういうのにもチャレンジして、全国的な知名度を上げていきたいと考えています。このハンバーガーをきっかけに八戸に来てくれる人が増え、それが八戸ワインの存在の認知にもつながればさらに嬉しいです」
ここ〈ブロンズグリル〉で、本格派ワインとハンバーガーをぜひ楽しんでみてください。