パン好き必見!〈ブーランジェリータカ〉のおすすめパン3選【番町】

八戸市中心街で大人気のパン屋さん〈ブーランジェリータカ〉。ハード系のパンが代表的な同店ですが、今回はスタッフさんにおすすめのパンを3つ、ご紹介いただきました!

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小田桐咲-amy-odagiri

1996年生まれ。直感と勢いで生きる牡羊座。青森県八戸市出身。5歳から武術太極拳(カンフー)を嗜んでおり、2019年の全日本チャンピオン。2026年のあおもり国スポでの優勝を目指し、20208月にUターン。『海猫ふれんず』として地元の情報も発信中。育ててくれた街や人に感謝して、その恩を返していけるように活動していきたいです。
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〈八戸市美術館〉の広場手前の交差点に店を構える〈ブーランジェリータカ〉は、中心街でも大人気のテイクアウト専門のパン屋さんです。
香ばしい風味と弾力ある食感が特徴のハード系のパンが代表的ですが、他にも調理系のパンや菓子パンなども取り扱っています。
リピーターも多く、人気なパンは焼きたて後、売り切れてしまうこともあるのだそう!

今回はマダムの才神真澄(さいがみ ますみ)さんから〈ブーランジェリータカ〉のおすすめパン3選をご紹介いただきました! 焼き上がり時間なども紹介しているので、絶対に手に入れたい方、必見です。

 

①「ハードトースト」340円。

ひとつ目に紹介するのは、バター不使用の食パン「ハードトースト」340円。
バターを使用せず、シンプルな材料で作ることで、フランスパンに近い香ばしい風味になっているのだそう。

食べる際、厚切りにしてトーストすると、外はカリッと、中はふわっともちっとした食感に。外側のカリカリ食感を強く感じたいなら、薄切りにしてトーストするのもおすすめ。
材料がシンプルなので甘くなく、噛めば噛むほど小麦粉の旨味が感じられるので、次から次へとどんどん食べてしまいます。

焼き上がりは毎日午後3時。店に出してから2日間は置いているので、売り切れていなければ、翌日の朝にも販売されています。ですが、売り切れてしまった場合は、翌日の午後3時までは販売がないので、ご注意を。

また、〈ブーランジェリータカ〉では、スライスのサービスも行っていますが、焼き上がりすぐのスライスは難しく、早くても午後4時30分くらいになってしまうのだそう。スライスした状態で、早い時間にほしい場合は、電話で予約するのが良さそうです。

 

②「ポワブレ」185円。

ふたつ目に紹介する「ポワブレ」は、「バネット」と呼ばれるフランスパンにチーズとコショウを混ぜこんだ、ちょっとスパイシーなパン。小さな見た目とは裏腹に、中がぎっしりと詰まっています。

少し硬めの弾力ある生地に、なめらかなチーズと、ピリリと全体を引き締めるコショウが絶妙にマッチしています。
ひとくち食べるやいなや、思わずワインやビールを取り出したくなるほどのおしゃれな味が魅力なんです!

「チーズとコショウの組み合わせって、みなさんお好きでしょう?」と優しく微笑む真澄さんに、「大好きです!!」としか答えられない筆者……これはもう優勝です。
今夜の晩酌のお供に、ぜひ「ポワブレ」を。

焼き上がりは毎日10時頃。焼き上がりに時間がかかると10時30分ころになってしまうこともあるのだそう。オープン当初から大人気の商品なので、夕方遅いと売り切れてしまうこともあります。

 

③「パン・オ・フィグ」340円。

最後に紹介するのは、「パン・オ・フィグ」340円。
「フィグ」とはフランス語で「いちじく」の意味。その名の通り、パンの中に乾燥させた白いちじくがたくさん入っています。

「パン・オ・フィグ」の生地にはライ麦が配合されているため、歯切れが良くなっています。
“ライ麦が入っているパン”と聞くと、固い食感が特徴のドイツパンのようなものを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、「パン・オ・フィグ」は正確にはドイツパンとは別物。
むしろ、いちじくが入っているおかげでしっとり感が出ており、硬いパンを食べるのが苦手な方でも楽しむことができるハード系のパンなのです。

ライ麦の香り高い風味と、もちもちした食感に、凝縮されたいちじくの甘味が見事に合わさっており、噛めば噛むほど深い味わいに!

ちなみに、パンをスライスしたあと、軽くトーストして食べるのがおすすめなのだそう。トーストしてみると、いちじくの甘い香りがふんわりと舞って、これまた優雅なひとときを演出してくれます。

焼き上がりは毎週水曜・金曜日の午後3時頃。日曜日もたまに焼いていることがあるそうです。
「ハードトースト」同様、売り切れていなければ、翌日も販売しています。
販売日が限定されているのと、売り切れてしまうと手に入らないので、ちょっとしたレア商品です。

焼き上がりの時間や個数により、売り切れてしまう場合がありますので、確実に手に入れたい方はどんな商品であれ、電話して予約するのがよさそう。ちなみに、何日前からでも予約OKとのことです!

以上の3品以外にも、〈ブーランジェリータカ〉には魅力的な商品が盛りだくさん!
パンが一番おいしくなる小麦を厳選するなど、ひとつひとつが丁寧に吟味されて作られている愛情たっぷりのパンたちが並んでいます。
特に、地元の食材を使っている季節限定メニューは絶対に見逃せません。

現在は「苺のデニッシュ」が販売されていますが、これからの時期は、ブルーベリーを使ったデニッシュやトマトを使ったフォカッチャなどが販売されていく予定。
また、秋頃になると、八戸市内で80年以上りんご園を営む〈岩舘りんご園〉の紅玉を使った「紅玉のデニッシュ」が、毎年お客さんを楽しませています。

 

中心街に活気をもう一度。〈ブーランジェリータカ〉の願い。

つながりのある農家さんから仕入れたジュースやオイル、青森ひばを用いて作られた〈ブーランジェリータカ〉のオリジナルグッズなども販売しています。

2010年に南類家にオープンした〈ブーランジェリータカ〉ですが、2017年に移転しました。なぜ、現在の場所に移転を決めたのでしょうか。

「昔の中心街にはなんでもお店があって、遊ぶといったら中心街でした」

このように語る真澄さんは、実は八戸市出身。思い出の中心商店街からどんどんお店が減っていってしまうことに寂しさを感じていました。

だからこそ、中心街への移転を決意。自分たちが中心街で商売をすることで、少しでも中心街にお店を増やすきっかけになればと考えたのだそうです。

パンへの強いこだわり、まちへの熱い思い、そしてお客様への深い愛情が込められている〈ブーランジェリータカ〉のパンは、あなたに豊かなひとときを与えてくれること間違いなし。
天気が良い日はお隣の〈八戸市美術館〉の広場に腰掛けながら、お好みのパンでランチタイムを過ごすのも良いかもしれませんね。

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