わたなべ薬品の〈KAMPO煎専堂〉で楽しむ漢方茶! 体とまちを健康に。【十三日町】

漢方というと、「苦い」「高い」「続けないと効果が出ない」のイメージがあります。しかし正しく選び、上手に飲むことで漢方の効果をより高めることができるのだそう。〈わたなべ薬品〉の〈KAMPO煎専堂〉では、あなたにぴったりな漢方を選んでくれます。

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小田桐咲-amy-odagiri

1996年生まれ。直感と勢いで生きる牡羊座。青森県八戸市出身。5歳から武術太極拳(カンフー)を嗜んでおり、2019年の全日本チャンピオン。2026年のあおもり国スポでの優勝を目指し、20208月にUターン。『海猫ふれんず』として地元の情報も発信中。育ててくれた街や人に感謝して、その恩を返していけるように活動していきたいです。
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〈ホテルグローバルビュー八戸〉の1階に店をかまえるのは、〈わたなべ薬品〉。2020年にオープンしたまちの薬屋さんです。

〈わたなべ薬品〉では、漢方薬を中心にさまざまな医薬品を取り扱っているだけではなく、健康相談も実施しています。病院に行くほどではないけれど症状が気になっている方など、お客さんの悩みに寄り添ってお話を聞いてくれます。

そんな〈わたなべ薬品〉内に、漢方煎じ薬・健康茶のテイクアウト専門カフェ〈KAMPO煎専堂(かんぽうせんじどう)〉がオープン!

筆者自身も、春のこの時期は必ず、不眠、下痢、胃痛、冷え性などに困っているので、この機会に〈KAMPO煎専堂〉で自分にぴったりの漢方茶を見つけてもらいたいと思います。

 

良薬は口に苦し? 漢方の上手な飲み方とは。

2022年10月にスタートした〈KAMPO煎専堂〉。特に中心街で働く女性から人気を集めています。
なぜ〈KAMPO煎専堂〉を始めたのでしょうか? 代表の渡部穣さんに聞いてみました。

「実は、漢方には効能の出やすい、上手な飲み方があるんです。それをみなさんに知ってもらいたくて、〈KAMPO煎専堂〉を始めました」

粉や錠剤など、いろんな種類がある漢方ですが、一般的に苦いイメージがあります。飲むときも、漢方を口に含んだら冷たい水で飲んだり、オブラートで包んで飲む人もいるのではないでしょうか。

確かに漢方はおいしくないものが多いという渡部さん。しかし、漢方は味だけではなく、香りからもその効能を得られるものもあるのだそう。

漢方の効能が出やすい飲み方は、お湯に溶かしてゆっくり飲むこと。溶かした際にわきたつ香りをかぐことで、より効果を得ることができるのです。

〈わたなべ薬品〉で取り扱いのある〈タキザワ漢方廠〉では、ティーバッグタイプの漢方薬を販売。ティーバッグの中には、生薬が入っています。生薬を煎じて飲むことで、香りが引き立ち、効果も出やすいといいます。

漢方は医薬品なので、何かの症状があり困っている人が飲むものです。症状があるわけではなく、健康目的で普段から飲むお茶を探しているという人には、健康茶がおすすめ。

「バラ甜茶」、「おおばこ茶」、「よもぎ茶」が人気。

〈わたなべ薬品〉の健康相談では、漢方煎茶全24種類、健康茶全15種類のなかから自分にぴったりの漢方薬や健康茶を、選んでもらえます。
選んでもらったお茶は、その場で一杯分を購入してテイクアウト。味や効果を体験してから、商品の購入を検討できるのがありがたいですね。

 

実際に健康相談を受けてみた!

代表の渡部穣さん。

筆者の悩みは、不眠、胃痛、下痢と便秘の繰り返し、冷え性、そして気象病。出ている症状のほとんどが病院に行こうと思うほど重たいものではありません。ちなみに通院している鍼灸の先生には、自律神経の乱れからくるものだと言われています。

こんな症状に効く漢方、ありますか?

「そうですね。春のこの時期は気温差が激しく、体にかかるストレスが強いので、体のバランスが崩れやすいんです。ストレス耐性は体力がないとつきませんが、小田桐さんはまだお若いので、おそらく疲れが溜まっていらっしゃるんでしょうね。漢方でも一時的に直すことができますが、生活リズムを見直して、よく睡眠を取るようにしてください」

ご、ごもっとも……! ぐうの音も出ない。

「あとは、人間の血の量というのは変わりませんから、体が不調になると、人間の防衛本能として内臓に血を集め出すんです。内臓が疲れていると、そちらに血がいきますので、手先が冷えたり、肩こり、目の疲れといった症状が出ます。内臓もしっかりケアしてあげるといいかもしれませんね。ちなみに疲れが溜まるとイライラする方ですか? 落ち込むタイプですか? 落ち込むタイプですか。ではこちらを」

紹介いただいたのは「加味逍遥散料」(かみしょうようさんりょう)。

「加味逍遥散料」の逍遙(しょうよう)とは、「あちこち気ままに歩くこと」という意味。「加味逍遥散料」は「いろいろな症状から解放されて、快適になる」という意味のこもった漢方なのです。

のぼせ感があり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状があり、ときに便秘の傾向のある人向けの漢方。冷え性や月経不順といった女性特有の症状にも効果があるのだそう。

さっそくいただいてみました!

今回は渡部さんに煎じていただきましたが、レンジの上には煎じ方のフリーペーパーがありますので、セルフで入れることもできますし、おうちで入れることもできます。

うおぉ、香りがすごい! 漢方の香りがする!!
台湾のまち並みを散歩していたときに、どこからか漂ってきた匂いに似ています。

この香りも効能アップのポイントになるんですよね。いっぱい嗅ぎましょう。
実際に飲んでみると、予想より苦くないことに驚き! 苦くないと感じるということは、体に合っているということなのだそう。

「すごく熱いと思うのですが、熱いので少しずつ飲むことになりますよね。一気飲みは体によくないので、この『少しずつ飲む』ということも大切なんです」と渡部さん。

ランチタイムの締めにふらっと立ち寄って、ゆっくりゆっくり飲みながら午後の仕事に向かうのもいいですね。

 

漢方で中心街を元気に。

〈わたなべ薬品〉を開業する前は、市内の調剤薬局で勤めていたという渡部さん。お客さんのために、相談専門でできる場所をつくりたいと考え、独立しました。

現在の立地にした理由は、中心街に寂しさを感じたから。お客さんからも「中心街は不便になった」という声を聞いたこともあり、現在の場所に決めました。

「少しでも中心街の力になりたい」と渡部さんは語ります。

漢方は「長く飲まないと効果が出ない」というイメージがありますが、ちゃんと体に合っていれば即効性があるものもあり、上手な飲み方でより高い効果を得ることもできます。そのためには、自分の不調について明確にする必要があります。そしてその症状にぴったりな漢方を選ぶことが大切なのです。

ひとりで漢方を選ぶことは非常に難しいと思います。だからこそ体の諸症状で悩んでいるかたは、ぜひ〈わたなべ薬品〉へ。

自分で自分の体を管理することは、医療費の削減にもつながりますし、何より毎日を快適に過ごすことができますよね。相談というと、かまえてしまうかたも多いかもしれませんが、店内でセルフチェックもできますので、ぜひお気軽に足を運んでみてください。

〈KAMPO煎専堂〉の漢方茶や健康茶で、あなたもまちも、健康になりますように!

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