21年ぶりに中心街へ新店オープン。〈パスタと喫茶のお店 茶比伊〉の洋食ランチで、くつろぎのひとときを。【六日町】

八戸市沼館にあるショッピングセンター〈ピアドゥ〉。2024年8月に〈イトーヨーカドー沼館店〉が閉店することになり、入居していたテナントが続々と退去しました。長年、買い物に訪れた人々の胃袋を支え続けた〈パスタと喫茶のお店 茶比伊〉もその一つ。移転先はどこになるのか? というのは、市民にとって注目の話題でした。

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ゆめうさぎ-ライター養成講座修了者

2025年開催【ライター養成講座】受講修了者

青森県五戸町出身
・30代
・個人事業主
・趣味はアップルパイ巡りと古代中東の神話調べ趣味

八戸市中心街ターミナル5番のりば(六日町)から十六日町方向へ徒歩およそ30秒。六日町の道路に面した大嶋屋ビルの1階、以前café Demain(カフェ・ドゥマン)が入っていたテナント。外に出されたメニューのサンプルが目印。「茶比伊」と書いて「ちゃっぴい」と読みます。

入り口の手前にはメニュー表が設置されています。

店内に入ると初めての訪問なのに、どこか懐かしさを感じる温かい雰囲気。白い壁や茶色い床は〈café Demain〉から受け継いだそのまま。壁に設置された棚を生かし、スタッフが持ち寄ったフィギュアやCD、喫茶店らしいメニューのサンプルがズラリと並べられています。

実はこちらの店内BGMは、CDを天井のスピーカーから流しているそうで、棚に飾られたこちらのCDから選んでリクエストすることもできるんだとか。

椅子やテーブルはリサイクルショップを回ったり、知り合いから聞いて譲られたものを使っているそう。

「お客さんは老若男女いろんな方が来ます。オフィス街なのでサラリーマンも来ますし、週末はお子さん連れの親子、バス停が近いので高齢者の方たちにも利用していただいています」

そう話すのは、今回取材を受けてくれた店長の及川さん。

1980年、八戸市中心街の十三日町にあった〈イトーヨーカドー八戸店(チーノはちのへ)〉のテナントとしてオープンした〈茶比伊〉。1999年には前年にオープンした〈イトーヨーカドー八戸沼館店〉に2号店をオープンし2店舗体制になりました。及川さんは当時、十三日町と沼館のテナントを行き来するかたちで働いたそうです。

それから25年。イトーヨーカドー八戸店(チーノはちのへ)の閉店に続き、沼館店の閉店と共に撤退することに。

「その後、十三日町に新しく完成する商業施設へ移転する予定でしたが、施設のオープンが延期となりまして……。困っていたところ不動産を紹介してもらい、この店舗で再出発することになりました」(及川さん)

結果的に中心街に戻ってきた茶比伊ですが、初のロードサイド店という事でいろいろな「初めて」に挑戦されたそうです。

Instagramのプラットフォーム

沼館店を閉店する際に処分してしまったため、オープン当初は看板もメニューサンプルもなく、日替わりメニューを告知するためにSNSを始めたという及川さん。Xから始め、年末の看板設置に合わせてInstagramも始めました。Instagramは今でもじわじわとフォロワー数が増え、ついに1200人を超えたそうです。

パスタの麺を上げた動画や、オムライスを作っている動画など、試行錯誤しながら新しいPRに挑戦しています。

メニュー表。写真と説明付きでわかりやすい‼︎

メニュー表は代表の櫛引さんが作成。イトーヨーカドーからの移転に伴い再構築されたそうです。

ちなみに冷製パスタなどの期間限定メニューのポップは及川さんがInstagramのストーリー機能を使って作ったのだとか。

喫茶店らしいパスタやグラタン、お子様ランチに軽食のほか、お酒やおつまみがあります。
まちなかでイベントが行われる日はお酒を飲みに立ち寄る方が多いそう。

……私もお腹が空いてきました。

ということでランチとデザートを注文。及川さんはワンオペでも10分以内の提供を心掛けているそうです。お店の周りはオフィスも多く、昼休憩の限られた時間で訪れる方も多いので早めの提供はありがたいですね。

〜5分後〜

ランチセットにはサラダ、スープ、ドリンクがつきます。ドリンクはカルピスをチョイス。

早いです。5分で出てきました。

こちらは迷いに迷って選んだオムライスとグラタンが組み合わせられたBランチ。メニュー名にはランチとついていますが、夜でも提供しているそうです。
過去にはオムライスを和風にしてみたり、グラタンの具をホタテにしてみたりと、いろいろ試した結果、この組み合わせに落ち着いたんだとか。黄色い玉子に真っ赤なケチャップが映えて、目にも楽しめていいですね。

サンプルと同じ、イメージ通りのプレートです。

オムライスが、美しい!
中身はお店で炊いたご飯で作っているという、しっとりとしたケチャップライス。卵の中にみっちりと詰まっているので、見た目よりボリュームがあります。

筆者の苦手なピーマン入りでしたが、特有の青臭さがなく、おいしく食べられました。かかっているケチャップは甘すぎず、適度な酸味があり、ライスとも卵とも相性がいいです。

驚いたのがこの薄焼き卵。Bランチのオムライスには卵を1個しか使っていないそうです。たった1個の卵でこの仕上がり! 破れもなく均一の厚みで完璧です。及川さんは入社してから毎日何年もオムライスを作ってきたプロフェッショナル。鮮やかなオムライス職人ぶりは動画が公開されていますので茶比伊の公式Instagramをご覧ください。

お次はアツアツのミニグラタン。ミニですが成人男性の拳ほどのサイズがあります。トロトロに伸びるチーズと芳ばしい香りで食欲をそそります。ほんのり甘くてねっとりとした舌触りのいいソースとマカロニ、大ぶりエビは食べ応えバツグンです。

他にも、フレンチドレッシングがかかったシャキシャキのサラダに、ほっとする優しい味のコンソメスープ付き。

ドリンクまでついてこのボリュームで1000円を切るとはかなりの良コスパ。ぜひみなさんに食べてもらいたいです。

デザートはチョコパフェ。
バナナが花のように並べられていて可愛いです。メインであるチョコアイスはさっぱりしたタイプでした。

パフェはチョコの他フルーツパフェもあります。そちらもおいしそうですね。

ボリュームたっぷりなランチから、バスが来るまでの空き時間、ゆっくりと過ごすくつろぎの時間はいかがでしょうか?

時代も場所も変わりつつも、変わらず過ごせる空間がここにあります。移転前のお店を知っている方もそうでない方にも、中心街に舞い戻ってきた今の茶比伊をぜひ味わってほしいですね! せば。

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